もうすぐスロバキアのZ Tapesからリリースされるアルバム(https://baseballgregg.bandcamp.com/album/calendar)が待ち遠しいBaseball Greggですが2018年のsleepはとても傑作です。

最初、ロックやインディーポップの範疇で聴くと、悪くはないけどなんだろこれ？となるかもしれません。かく言う私がそんな感想でした。それでもジャケ写の良さに惹かれて何度も聴いてるうちに虜になってしまうんですね。

このアルバムが好きな人なら共感してもらえると思うんですが、他に似たものがない歴史的名盤なんです。あんまり無理強いはしたくないけど強くお勧めしたいアルバムですね。

なんかいいジャケだな、と思ったら試しに夜のリラックスタイムにでもリピートで聴いて欲しいです。各種サブスクで聴けますので。自分は一時この sleep を聴くのをやめられなくて毎晩寝不足になってたほどでした。

朝露の輝きのような、かけがえのない名作です。

因みに、以前載せたレビューで小津安二郎を思わせるなんて書きましたが、後でメンバーが実際にオズヤスファンだと判明して嬉しかったです笑

Baseball Gregg - Sleep 

イタリア出身で現在はカルフォルニア拠点のベッドルームポップデュオBaseball Gregg。小津安二郎やジャックタチの映画音楽を思わせるようなほんわかとしたインストゥルメンタルにそれこそシネマティックでエモーショナルなシンセと穏やかなボーカルが乗る独特な味わいの楽曲が並ぶこのアルバムのコンセプトは「睡眠」。不安に目覚め夜の郊外を徘徊しそのまま丘の上で日の出を眺めた記憶がフラッシュバックするような、ドリームポップ以上にドリーミーなスリープポップです。